哂う豚

あえて火中の栗を拾う

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

遺族の悲しみが死者を辱めるとき、死者は何を思うこともできない。だって死んでるから。

死んだ子供の日記を世界に晒しちゃ嫌だよお父さん 「なんて気の毒な少女なんだ! こんな辱めを受けて!」『アンネの日記』を読んだ時、アンネと同じ年頃の少女だったわたしは、恥かしさに身をよじった。 もしも、わたしがアンネと同じ仕打ちをうけたら。つま…

よかった。うれしい。ありがとう。

AKBの話なんで、嫌いなひとはパスして欲しいんだけど。 これ読んで、泣いた。すごく泣いた。https://plus.google.com/102177105988330197362/posts/U934ZLUbSWC 東日本大震災以来、ずっと岩手県で子ども支援の活動をしているマブリットキバさんのぐぐたす…

ブランコは血の匂い

雨上がりの公園で、ブランコに走り寄る。 服が濡れるのは嫌だから、立ち漕ぎで。 キュルーコ、キュルーコと鉄の軋む音をたて、雨水を飛ばしながら世界を揺らす。 思えば、人生で始めての乗り物操縦はブランコだった気がする。記憶にないけど。 ブランコをつ…

私が社長ならこの子を雇いませんと母に言った担任

「私が社長ならこの子を雇いません」 中学一年生の時の家庭訪問で、植野先生(仮名 男性 40代)は母に言った。 話の前後はよく覚えていないけど、「落ち着きがない」「授業をろくに聴いてない」「やればできるのにやらない」「そのくせテストの点は高いか…

鼻血ならわたしも出たけどね。

鼻血なら、出た。出たのは2011年3月15日だった。ただし、わたしが住んでいるのは東京だけどね。なぜ覚えているのかというと、それが生まれて初めて出た鼻血という、個人的な記念日だったから。 ちなみにこの日、2011年3月15日は、福島での原発…

ただ正直に。

偽善もなく。露悪もなく。 ありのままで言葉を紡ぐのは、傷ついたり誰かを傷つけることのようで、蛇口を硬く閉めて暮らしてきた。臆病だから。でも垂れ流さない程度に「ゆるめる」練習をしてみようと思った。 ブログのタイトルは進撃の巨人の主題歌から。 「…