哂う豚

あえて火中の栗を拾う

お金は弱者のコミュニケーションツール――わたしがブログを始めた理由3

お金よりも愛や友情が大事。お金よりも健康がいちばん。 そんな言い方をよく耳にする。 どうしてそんなあたりまえのことを、わざわざ大きな声で言わなければならないのだろう。とても不思議だ。 愛や友情や健康に恵まれているひとなら、お金なんかなくたって…

廃人から俳人へのメタモルフォーゼ――わたしがブログを始めた理由2

わたしがブログを始めた理由2 前回のお話し 海馬が脳から逃げてゆく――わたしがブログを始めた理由1 - 哂う豚 で、「そうだ、俳句だ!」とひらめいたのです。 俳句だったら、5.7.5。たった17文字。きっと書ける。 一日一句を毎日の日課にしよう。 そ…

海馬が脳から逃げてゆく――わたしがブログを始めた理由1

わたしがブログを始めた理由1 言葉を失うと、記憶も失ってしまうんだろうか。 わたしは今、記憶力がとてもやばいんだ。 物や人の名称が、なかなかでてこない。 あるいは、永遠にでてこない。 30秒前から、つらつらと脳内に走らせていたはずの思考が、 ふ…

上から目線のススメ タクシーを見たらタヌキだと思え

道を走っていると、不愉快極まりない動き方をするタクシーと出会うこと、あるでしょう。 車線を跨いでどっちつかずに走ったり。 コンマ三秒しかウインカーを出さなかったり。 「ひととしてどうなのか」って怒りたくなるようなタクシーですよ。 でもちょっと…

バナナの花が鎖鎌っぽくて驚いた

バナナの花に衝撃を受けました。まさかこんな、鎖鎌みたいな形をしていたなんて。 今まで生きてきて、バナナの花を知らなかった自分にも驚くけどさ……。 対比に鎖鎌の画像を載せたいので、amazonさんの商品をお借りします。 忍者武器 手裏剣 鎖鎌 「武器モチ…

美容院でキートン先生に感銘を受けまくる。それも何度も

MASTERキートン3巻の巻頭ばかりを、くり返し読んでいる。 美容師さんが用意してくれるファッション雑誌に目もくれず、待合ソファ脇の本棚にひっそりとしまわれているMASTERキートン(浦沢直樹氏の傑作マンガ)を掘り出しては読む、という行為を繰り返してい…

遺族の悲しみが死者を辱めるとき、死者は何を思うこともできない。だって死んでるから。

死んだ子供の日記を世界に晒しちゃ嫌だよお父さん 「なんて気の毒な少女なんだ! こんな辱めを受けて!」『アンネの日記』を読んだ時、アンネと同じ年頃の少女だったわたしは、恥かしさに身をよじった。 もしも、わたしがアンネと同じ仕打ちをうけたら。つま…

よかった。うれしい。ありがとう。

AKBの話なんで、嫌いなひとはパスして欲しいんだけど。 これ読んで、泣いた。すごく泣いた。https://plus.google.com/102177105988330197362/posts/U934ZLUbSWC 東日本大震災以来、ずっと岩手県で子ども支援の活動をしているマブリットキバさんのぐぐたす…

ブランコは血の匂い

雨上がりの公園で、ブランコに走り寄る。 服が濡れるのは嫌だから、立ち漕ぎで。 キュルーコ、キュルーコと鉄の軋む音をたて、雨水を飛ばしながら世界を揺らす。 思えば、人生で始めての乗り物操縦はブランコだった気がする。記憶にないけど。 ブランコをつ…

私が社長ならこの子を雇いませんと母に言った担任

「私が社長ならこの子を雇いません」 中学一年生の時の家庭訪問で、植野先生(仮名 男性 40代)は母に言った。 話の前後はよく覚えていないけど、「落ち着きがない」「授業をろくに聴いてない」「やればできるのにやらない」「そのくせテストの点は高いか…

鼻血ならわたしも出たけどね。

鼻血なら、出た。出たのは2011年3月15日だった。ただし、わたしが住んでいるのは東京だけどね。なぜ覚えているのかというと、それが生まれて初めて出た鼻血という、個人的な記念日だったから。 ちなみにこの日、2011年3月15日は、福島での原発…

ただ正直に。

偽善もなく。露悪もなく。 ありのままで言葉を紡ぐのは、傷ついたり誰かを傷つけることのようで、蛇口を硬く閉めて暮らしてきた。臆病だから。でも垂れ流さない程度に「ゆるめる」練習をしてみようと思った。 ブログのタイトルは進撃の巨人の主題歌から。 「…